今年の1月に、XPERIA PRO-Iを導入しました。
ソニー製スマホの中で唯一1インチの(携帯にしては)大型センサーを搭載し、写真や動画の撮影に特化したスマホとして2021年の登場時にも話題になりましたが、発売からしばらくしてだいぶ価格もこなれていたので、通信会社の機種変ではなく機種純増として導入とあいなりました。
SFC修行と銘打っていろいろ旅行に持ち出して使い込んでみたこともありましたが、その成果は当該記事を見ていただくとして、
日常の使用感としてのPRO-Iの感想を少し書き留めたいと思います。
以前使っていたXperia Ace IIIの悪口は散々挙げましたが、まずそこでの動作への不満はまったくなくなりました。
アプリを複数起動して動作がもっさりすることも、あまつさえ落ちることも、通知が漏れることも、写真がうまく取れなくなることも(これは当然!)なくなりました。
何世代か前のチップセットとはいえ、さすがフラッグシップと同等の性能なだけあります。
RAWで撮れるようになったことで、WBなどの色味への不満もあとからしっかり解消できるようになりました。
メーカーサイトによれば12bitらしいのですが、そこはちょっと心許ないとは思いますが()
RAWの形式はDNGなので、現像ソフトを選ばないことはありがたいですね。
函館のときにも書きましたが、RAWで撮ると、通常行うデジタルズームは適用されず、画角固定のままになりそこが難しいところでもありますが、ある程度は現像と加工でカバーできます。
一応他のXperiaと同様に、画角ごとにレンズを装備して三つ目になってますが、1型センサーなのは中央の24mmレンズ部のみで、ここがメインカメラになります。
なので、特にPhotography Proを使いたい場面でない場合、例えばQRコードを読み取りたいときにも、このカメラユニットを使うことになります。
他の携帯やスマホの感覚でいると、こういった場面で近接でのピントの合いにくさが少し気になるかもしれません。
まぁ他のスマホと比べてもセンサーサイズが大きくなるので、被写界深度が浅くなり、同時に近接性能も少し落ちているのだろうと推察しています。
そうであれば、ある程度仕方のないことかもしれません…
普通の携帯スマホとして考えると、QRコードを読み取ったり、身分証などを撮影したり、ポイ活の一環でレシートを読んだり、といった使い方場面は多いかと思いますが、そのために他のスマホと比べて少し離れて撮らないとならず、周りにあるものまで写り込んでしまうのが、ちょっと悩ましいところです。
料理ってことだと専用モードが効くので強みとしたいところなんでしょうが、ランチョンマットまではちょっと写し込みたくなかったかな、と。
函館で撮ったシスコライスは、見ようによってはいい感じのボケ具合にはなってます。
料理の他にポートレートや赤ちゃんモードもあるようなのですが、もう少しマクロモードを強くしてほしかったな、と。
デジタルズームで少し倍率を上げればマシにはなるのですが、そうなるとRAWでその画にはならない。
モードで言うと、HDRモードもあるのですが、それが勝手に入ってしまって写真がブレることが多少あります。
特に、カメラを起動して2枚目に撮る写真。
ちょっと構図が惜しいな、露出調整したいな、ってなって撮る2枚目が高確率でHDRになって長時間露光→結果ブレる。
HDRに入るかどうかは手動で切り替えさせてほしいな、というところです。
まぁ多少のポイントはありますけども、スマホとしてはかなり優秀な部類になるかと思います。
今のところ、まったく後悔はないどころか、満足しています。買ってよかった。
これからバンバン活動の機会があることでしょう。
というような記事を書きたいなと思っている間に、なんですかPRO-Iがいつの間にか販売終了になっていて、後継機種「Xperia PRO-C」なるもののうわさが立っているじゃないですか。
最新世代のXperia 1 VIはアス比が変わって縦方向に少し短くなって、だいぶ持ちやすくなっているようですし。
そこを踏襲して性能がよくなっているのであれば、ちょっと気になってくるところ。
まぁ後継機が出るから安くしてしまおうとなるわけで。当然ですよね…