中国Aputure社製ライトを弊社が取扱い始めてそろそろ1年になりますが、何機種かあるカメラライトの比較をちょろっとやってみたいと思います。
写真左がAL-MW。
出力10Wの防水モデルで、発光面積のサイズ感はコンビニで売ってるようなスティックパッケージののど飴くらい。ロッテのかりんのど飴が雰囲気近いかもしれません。
防水モデルなのでファンレスで、ヒートシンクがびっしりついていてちょっと重量感はあります。一般的なマジックアームで止めようとすると、ちょっと強く締めないといけないかな、という感じ。
写真では、かぶせ式のシリコン製ディフューザーをつけています。色温度はフィルターで変えますが、フィルターはつけてません。
右のは、大人気AL-MC。
出力は5Wですが、RGBタイプの素子を搭載していてフルカラーで発光させることができます。Bluetooth搭載で携帯アプリからもコントロールができます。
サイズ感はクレジットカードに近い感じ。裏面にマグネットがついているので配置は自由。防水じゃないので、雨やその直後はちょっと気をつける必要があるかもしれません。
同様にかぶせ式のシリコンディフューザーを装着して使いました。
雨がまだパラつく日没前後の日の出桟橋で撮影してみました。
カメラはα7R2にVario-Tessar 24-70mm F4 T* ZA OSS。ISO400で1/50秒、F5.6という条件は同じです。
こちらはライトなし。
AL-MCにディフューザーをつけ、CCTモードの5000Kの光を最大出力で当てました。カメラを右手で構え、左手を目いっぱい伸ばしてモデルに向けています。
フィルムで撮ることも考慮してのロケハンだったのでISO400で固定しましたが、
もう少し陽が沈んで、ISOを上げれば使える明るさかもしれませんが、今回の条件だとちょっと厳しいですね。
こちらはAL-MWの最大出力。
発光面積はこちらの方が小さいのですが、発光量そのものが多いのでまぁ実用的な明るさではあると思います。
そもそもISO400の撮影が結構厳しめではあるかと思いますが、昔のCCD機とかを相棒に夜間撮影をする(ことがどれくらいあるか分かりませんが)ときにはちょっと役に立つかもしれません。
そもそも防水なので、夜間どこに置いても困らないというのはAL-MWだけのメリットですね。ちなみに水深10mまで潜らせられるので、池とか水貯まりに沈めてライティングするのもアリですね。
包み隠さず言えば、メーカースペックでは5600Kの色温度なのですが、もうちょっと黄色い印象があります。印象です。
あとちょっと緑に寄っている感じがするので、ちょっとだけ補正が必要かもしれません。この手のものにありがちな個体差はまぁあるので、使う前に見てみるのがベストですが。