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Mak Mizuno's photo and movie

スタジオアリスを使ってみた

お子の成長に伴う記録のために、自分で撮ることも進めていますが、家族全体で撮ってもらうことも必要と思い、近所のスタジオアリスを利用しました。

前職時代のお客様にいわゆる写真館もいらっしゃるのですが、だいたいが都内だったり、横浜と言っても金沢の方だったりで、近場で済ませたいのと、いわゆるチェーンでのスタジオも見ておきたいというのがあり。


最初は出産前のマタニティフォトで利用しました。

ショッピングモール的な施設の中のスタジオなので、まぁ正直言って広くはないのですが、ちょっとしたセットのようなものが和・洋各1面あり、更衣室とメイクルームもあり、と必要最低限は揃っている感じです。

まぁこういうビジネスだと、スタジオ設備そのものより衣装やプリント商品のパターンがカギになるので、ある程度の設備が整っていればそれで充分でしょう。

照明は、コメット製のおそらくモノブロックが天井から何灯かパンタで吊り下げられていて、足元はクリアになっていました。
コメットのロゴは確認できましたが、恐らくオリジナルであろう白筐体になっていました。

面白いのはカメラ周りのシステムで、特殊なハウジングに収まっていて機種自体は特定できなかったのですが、レンズには “EBC FUJINON” と書いてあったので恐らくXシリーズでしょう。
被写体になることに不慣れなパンピーを撮るのにそれなりの被写界深度が必要になるんじゃないかと考えますが、中判とかだと吊り下げたモノブロック程度の出力では足りず、APS-Cくらいであれば必要な絞りは確保できつつ、それなりのボケも期待できそうかな、と。
まぁ標準のアス比が3:2のようだったので。

USBケーブルでシステムPCとつながっていて、PCに転送された写真を家族がすぐ確認できるようになっているのはデジタルではもはや普通のことですが、スマホのアプリにあるようなフレーム組み込みのものもあるようでした。

そんなところにシャボンなかったよねw?、と。

専用のシステムを組んだWindowsのPCと、専用のハウジングに入って縦横切り替えが簡単なカメラで、撮影に当たっては誰でも扱えそうだな、という印象でした。

ライトも、やはり営業写真系は足元をクリアにして照明機材に対する事故の危険性を排除しないといけないな、と幼児連れの他の家族の様子を見てつくづく思いました。

逆に、キミーラのソフトボックスに何度か頭をぶつけそうになるのは僕のように背の高い人だけです。


マタニティフォトと、続いてお宮参り前の撮影と2度これまで利用しています。

マタニティフォトはキャンペーンだかクーポンだかがあったので特に商品を頼まなくても済み、画像のDLまでさせてもらえるのですが、それ以降は結局特段の割引もなく、プリント商品を買わないと画像DLはできません。

まぁ商売だよな、と思いつつも、先日受け取ってきたプリント商品の色の微妙さに閉口しています。
写真を確認して、プリント商品を選んで注文して、の段階で見ていた色とだいぶ違います。
まぁどの段階でもちゃんとキャリブレーションされたモニターなんてものはなかったのですが、それでももうちょっとちゃんとマゼンタ出てたんじゃないの?って感じです。

とりあえず、PHOTONEXTとかでプリント商品のソリューションを提案している業者には、もう少し狙った色がちゃんと出るプリント商材を用意しとけ、と言いたいですね。
印刷面の演色性(本来の意味とは違う)が低すぎて、人肌もシャドウ部もちゃんと再現できていない。

彼らが「デジタルプリント」と呼んでいるものの特徴というわけでもなく、ちゃんと焼きでプリントした写真ですら、黒がつぶれて僕の背広と妻の髪の境界が死んでいるのです。

まぁこれはプリントというよりライティングかもしれませんが。

多くを求めてはいけないのかもしれませんが、個人的にはそこは最低限のポイントだと思っていたので、ガッカリというか、やっぱりというか。

前職時代は、ちゃんと写真に対しても技術料を払ってほしい、と思っていましたが、自分が客として利用するようになって、こんだけ払ってこれかよ、という気持ちは正直なところあります。

よさげな衣装でいい表情を出してくれたのはあるので、一生の記念という意味ではまぁよかったとは思っています。写真というより、行事の記念品を買った感覚です。

DLしたデータで自分でプリントしようと思いますが、今の家に引っ越す際にPX-5Vは処分してしまったので、まずプリンタから…w

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