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懐古趣味

気づいたら1か月近く更新が止まっていました。出張があったり仕事だったりを言い訳にするのは簡単ですが、継続して制作ができるようにならなければ。

趣味なんであまり無理に続けるつもりもありませんが、まぁその辺もうまいこと道筋を見つけられるようにしたいです。

趣味を中心にしたサイトなので、たまには別の趣味に話を。。。



私は学生時代からずっとビーイング系の音楽を聴いています。ビーイングとは、1978年に長戸大幸氏が設立した音楽制作事務所で、90年代初頭に音楽チャートを「征服」するがごとくブームを巻き起こしたことでも知っているかたもいるかもしれません。現役だとB’zや倉木麻衣が所属していたり、「名探偵コナン」の音楽制作をしているというと分かるかもしれません。

そのブームの真ん中にいたZARDやWANDS、FIELD OF VIEW やDEENといった有名どころから、それほどのヒットを出すことが出来ず消えていった人たち、
色々いまして、ビーイングが絡んでいたらハマる・ハマらないは別にしてとりあえず聞いてみるようにしています。

きっかけは織田哲郎曲を集め始めたことにあるので、どうしてもそこに戻ってきます。オダテツ曲はやはり僕の中でスタンダードです。

友人や知り合いと音楽の話になるとき、どうしても通じやすいところから説明をするのですが、ZARDとか名前を出すと「懐かしい」と言われることがあります。確かに坂井さんは亡くなっていますし、僕と近い世代の人は子供の頃馴染んだアニメや映画のテーマソングを担当していたので、懐かしいという感覚になるのでしょう。分かります。

しかし、僕の中では今でもずっと聞いている音楽なので、「懐かしい」という感覚ではないのです。ZARDの純粋な新曲はもう出ないでしょう。未発表曲を小出しにしてくる時期ももう過ぎたでしょう。それでも、今でも聞いている曲なのです。

https://www.youtube.com/watch?v=LoOu3uceenE
ポカリのCMでしたねぇ

急にこんなことを書き出したのは、夜な夜なYouTubeをめぐっていた時に、ふっと懐かしくなって()再生したMy Little Love『Hello, again~昔からある場所~』の動画のコメントがなかなかひどかったからです。

ビーイングではありませんが、曲は好きです。

コメント欄上位が、曲の良さどうこうより「あの頃に戻りたい」ばかり。

懐古趣味に浸ることはよくないと思っています。今でも、音楽はもちろん様々なものが新しく生み出されています。僕ら世代だったり、もっと若い世代がいいものを作ろうと必死になっています。

今の若い人たちがいいと思って聞いている音楽は、僕ら世代にはハマらないかもしれません。でも、僕ら世代が彼らの歳の頃、僕らより上の世代の人たちは今懐かしまれている音楽をいいと思っていたのでしょうか。誰もが通る道なのでは、と思っています。

まぁ、懐かしみたい人たちを明確にターゲットにしたアイドルグループなんてのもありましたが。彼女たちは消え方まで先輩たちをリスペクトさせられたのは不憫でなりません。

ポンポンちゃん…


ビーイングは今も現役で、バリバリいい音楽を作っています。社名の由来である「B級でもいいから売れる音楽を」はひっくり返っているかもしれませんが()

dpsは、かつてのビーイングっぽさを残しつつ、今の時代に即した要素を加えた有望株だと思います。



ZARDの制作裏話としてプロデューサーの長戸さんが、携帯電話とか、時代で陳腐化していくものをなるべく排除した歌詞、ビジュアルメイクを徹底していたという話を聞きます。使っている道具は大きくは変わっていないのですから、表現手段として腐らないものを使っていけば、いつの時代でも通じる、長く消費できるものが作れるのかもしれません。

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