会社の機材とスタジオを使ってちょくちょく作撮りしているのですが、今回はライトパイプPを使ってみました。
このライトシェイパーは、ポリカボ製のシートを筒状に丸めて、先端に仕込まれたミラーと内銀のリフレクターシートで前面ドームのストリップライトを作り出せるもので、通常のストロボヘッドに前向きにせり出せるので、スーパーブームなどでバランスや<しなり>を気にしないでトップライトなどを作り出せるようになるものです。

ソフトボックスを組むより奥行きを必要とせず、狭いところでの撮影もOK!的なふれこみでメーカーも動画出したりしてますが、これをバックライトに使えないかと考えました。


今回は下からホリゾントライトのような使い方で試してみましたが、上から打ち込む形でもいいでしょう、たぶん。
シロス1灯で背景全体を面倒見られれば、移動しての撮影やらロケやら、スタジオでないところでもある程度のセットは組めるのでは、と思います。
今回はシロスをロースタンドに載せて使いましたが、シロスはダボ部分をたたむと後ろのハンドルと合わせてスタンド代わりにできるので、それでかなり低い位置から打ち込めるようにはなりますが、ライトパイプでかなり前のめりになるのでハンドル部分にウェイトになるものをひっかけた方がいいでしょう。

惜しむらくは、EF50-200mm F3.5-4.5LをMC-11で使ったので、周辺減光や歪みのデータがないことで少しビネットが残って均一になっていないように見える点。
片側だけなのでどうしても均一にならないのは仕方ないとして、まぁ充分な結果なのではと思います。
ちなみにメインライトはシンプルに、1灯P70リフレクターで色々やってみました。この写真もクリアガラス・ディフォーカスポジションを直トレです。カポックで右から起こしを入れているだけです。

縦長のポリカボシートを横向きに巻くことで運搬時にもコンパクトになるライトパイプP、結構アリだと思います(ダイマ