午後半休をいただくことが出来たので、待ち焦がれたカメラのテストに出かけました。
いろいろあって弊社が代理店ではなくなったフォトディオックスのマウントアダプターですが(ライトは変わらず弊社です)、個人的イチオシの1つであるチルトアダプター “TLTROKR” シリーズのEFレンズ-ソニーEマウントカメラの実機を(ようやく!)入手できたので、持ち出しました。
使用したレンズは、ハッセルブラッドVマウントのマクロプラナーCFE120mm。
以前パナソニックGH5でテストした際には、35mm判換算で240mmになってしまいかなり苦労しましたが、今回は(やっとこ)フルサイズでのテストなので換算も何も120mm。
まぁまぁ使いやすい中望遠レンズになりました。
今回は、ハッセルVをキヤノンEFに変換するアダプターを2重づけしています。
直接Eマウントに変換するチルトアダプターもあるのですが、これはチルト機構しかなく三脚座がありません。
EFへの通常の変換アダプターはアルカスイス互換形状の刻みの入った三脚座があります。
私が普段使っているFLM製の雲台標準装備のレバークランプでは、アルカスイス互換あるあるのアリガタ形状違いによりちゃんとはハマらないのですが、ごまかしながら使いました。
このチルトアダプターには、三脚座があった方がいいのです。
というのも…
チルトアダプターを試す最大のメリットのひとつ:ミニチュア効果を出すためには、逆アオリにする必要があります。
アダプターの構造上、レンズは1方向にしかアオれず、逆アオリにするためにはローテート機構を使ってレンズを逆向きにしなければなりません。
アオリのロックノブが非常に回しにくく、ちゃんとロックしないとレンズを上下さかさまにしたとき自重でどんどん戻ってきてしまうんです。
その点、カメラそのものを逆にして逆アオリを作れば、レンズの重さでチルトの角度が変わってしまうこともなく撮影ができます。
というわけでカメラが逆さまになりました。
SmallRigのケージにシューがもう1つあったおかげで、そこにマイクを取り付けられました。
デジタルでも、まぁフィルムでも一緒ですが、あとから向きを直せばいいかと思って撮っていました。
賢いことに、α7SIIIちゃんはちゃんと天地が合った状態で保存してくれていました。
それだったら各種設定情報も操作メニューも正しい向きで出してくれれば操作しやすいのに!
2周くらい回って割とありふれた表現になった感はあるかもしれませんが()、ミニチュア効果は結構好きな演出なのでたまに使っていきたいと思います。