新しく(?)入手したレンズのテスト撮影を行ってきました。
いや、全然新しくないんですけどね。
タムロン SP AF28-105mm F/2.8 LD Aspherical IF、型番で言うと176Dです。
最初の発売は1997年のズームレンズで、ズーム全域F2.8通しという、スペックだけで見れば怪物級のレンズです。

現在手持ちでよく使っているカメラはレンズマウントがそれぞれ違うので、アダプターで対応可能なEFマウントのものを入手しました。
先日来ツイッターでつぶやいていたレンズです。
あああああ見つけてしまったなぁあああああ
— Mak Mizuno (@railwayer) August 8, 2020
実は、タムロンのこのスペックのレンズを入手するのは初めてではありません。以前、もう10年近く前ですかね、同じくヤフオクで、これの外装変更バージョンである276DのEFマウントバージョンを入手したことがあります。
当時から鉄板レンズだったEF24-105mm F4L IS USMに匹敵するズーム域、それ以上の開放F値に魅かれて入手したのですが、当時は鉄道くらいしか撮っていなかったのでその性能を活かしきれず、結局放出してしまいました。
今回は、最近はポートレートをやるようになったこともあり、また動画であまり厳密なシャープさを求めなくてもいい機会が多い、ということで、再度入手しようと思ったのでした。
ふっと気づいて探してみましたが、ソニーAマウント仕様の出物は結構出ているのですが、EFマウントは数がありませんでした。
AマウントからEマウントへのアダプターは、ソニー純正でLA-EA4というフルサイズにも対応しているAFアダプターがありますが、α7S IIIはそれのAF機能が効かないようになっている、という情報があり、Aマウントは避けることにしました。
まぁMFTのGH5にも使えるようになるっていうのもありますが。
前段が長くなりましたw
いざ使ってみると、そのサイズ感はかなりズシリと来るものの、まぁF2.8なら当然だし、最近の35mm判レンズのことを考えても決して大きすぎるレンズではないですね。
入手した個体も、ズームリングもピントリングも動き悪くなく、動画でMFでやっても具合よさそうです。
動画で動き物を、スチルで人物もテストしてみましたが、マウントアダプター経由でもAFの具合は非常によく、実用上まったく問題なさそうです。

しいて言えば、レンズを前から覗いても見えるように、ちょっとアンバーが強めに出る気がします。これは基準となるライトを用意して、歪みとかもあわせて、他の同じ画角帯のレンズを使って検証してみたいと思っています。
基本的には主力級の活躍をしてくれるでしょう。