かねてから撮りたいと思っていた、鉄道模型の撮影練習を行いました。
元々学生時代からちょいちょいNゲージで遊んでいたのもあるのですが、
会社でチルトシフトできるレンズマウントアダプターを扱っていて、
その作例を撮りたいと思ったのもありました。
よくツイッターとかで流れてくる模型写真やYouTubeでの走行動画を見ても、
模型が小さすぎてピントが全然合ってないものが多数で、チルト使えばいいのになぁ、と。
だったら作例作ってみよう、ということで。
これはα7R IIにハッセルブラッドCFE Makro-Planar 120mm F4を取り付け、そのまま撮影したものをトリミング。
確かF11か16だったと思います。
そのままなので、先頭部分にピントが来ていても、先頭台車全体にはピントがなく、
JRマークは完全にアウトオブフォーカスです。
カメラをそのままに、レンズを横方向にチルトさせて、アングルを微調整したもの(をトリミング)。
これである程度、ピントが合っているように見えます。
まぁ車両全体には来ず、後位側の乗降扉はボケてしまっているので、改善は必要かもしれません。
2枚を並べて比較。
言われてみれば当然、というところでは、レンズの向きが変わるので、チルトをかけると写りが歪みます。
キヤノンやニコンの純正チルトレンズだと各現像ソフトにも歪み補正用のプロファイルが出ているので、
その補正も簡単なのですが、それ用に設計されたものじゃないレンズを使うと
補正が必要になったときにちょっと面倒だな、というところはありますね。
まぁ今回は単独で見ている限りはあまり気にならないので、補正なしでいいかと思います。
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今回は用意できた機材の関係上、満足な結果は得られませんでした。
そこで分かったのが、
・CFEマクロプラナーが最短0.8mで意外と寄れない。
・35mmフルサイズで絞ってもマクロだとあまりピントが来ない。
・マクロって書いてあるから信用したミノルタAF 70-210mm F4も全然寄れない。
・手元のα7R IIのセンサー汚れがひどい。
・EF-Eマウントのチルトシフトアダプター手配が急務。
・トミックス317mm径カーブレールは、実車っぽくしようとすると意外と急カーブ。
以上の点でした。
α7R IIはセンサー清掃に出さなきゃなぁ。
どうせ預けるんなら、その前に自分で拭いてみようとも思いますが。
そしてカーブレールは個人的に意外でした。
実家に眠っているレールもトミー製なのもあり、割と規格は分かっているつもりで、
セットでは一般的な280径の1つ外側のカーブレールを用意したのですが、それでも結構な急カーブに見えました。
フル新幹線規格の車両は確か317径以上でないと曲がれなかった気がしますが、
それでも実車感を出すなら、おそらく354径でも足りず、ポイントで使う541径をつなぐことになるのかなぁ…
と恐れていますw
アダプターを用意し直して、また実験してみたいと思います。